1.太陽

太陽と水星のコンビ2 地のアセンダント

太陽と水星の支配星座

太陽と水星が支配してる星座は以下の通りです。

太陽は獅子座を支配します。
水星は双子座・乙女座を支配します。

この太陽と水星。
コンジャンクトしてコンビを組んだ時。

牡牛座アセンダント。
乙女座アセンダント。
山羊座アセンダント。

これら3つの地の星座のアセンダントの場合、どんな特徴があるのかを見てみましょう。

地のアセンダント3つ

牡牛座アセンダント

牡牛座アセンダントの人の場合。
太陽・水星コンジャンクトは、ラッキーなコンビになります。

太陽は4室を支配します。
4室は『家・安定』を表します。

水星は2室・5室を支配します。
2室は『収入』を表します。
5室は『学業・子供・進展』を表します。

ですから。
牡牛座アセンダントの人は。
太陽・水星のコンジャンクトは、『収入や学業の安定・進展』『家や子供の安定』などを示しています。

占星術的な言い方で言えば。
太陽・水星のコンジャンクトはラージャ・ヨーガを形成して、成功の約束の印となっています。

配置によっては、ダーナ・ヨーガにもなり得ますので、なかなか嬉しいコンビです。

乙女座アセンダント

乙女座アセンダントの人の場合。

太陽は12室を支配しています。
12室は基本的には中立ですが、ドゥシュタナのハウスでもあります。

意味合いとしては『外国・ベッドでの喜び・解放・病院・支出』と、結構幅広いです。

一方。
水星は1室・10室を支配します。

1室は『自分自身』を表します。
10室は『仕事・行為』を表します。

太陽・水星コンビの配置がよければ、ラージャ・ヨーガやダーナ・ヨーガを形成して、良くなる可能性を秘めています。

具体的には。
1室・2室・4室・5室・9室・10室・11室に、太陽・水星コンビが入っていれば、良い印となってくれます。

山羊座アセンダント

山羊座アセンダントの場合。
ちょっと悩ましいトコがあるかも。

太陽は8室を支配します。
基本は中立ですが、ドゥシュタナでもあります。

8室は『変化・予想外の出来事・悩み』を表します。

水星は6室・9室を支配します。
6室は『労働・努力』を表します。
9室は『幸運』を表します。

9室はもっともよいハウス。
その『幸運』の要素があります。

9室の『幸運』の要素を持ちつつも、6室の『労働・努力』を必要としたり、8室の『変化・予想外の出来事』も伴なったり、というちょっと悩ましい感じのコンビになります。

でも。
仕事とかで転職したいときなど。
8室や12室の絡みがないと、転職できなかったりします。

そういう意味では。
何かの変化を示すとき、何かを変化させたいとき、に有効でもあります。

山羊座アセンダントの人にとっては、『変化』と『幸運』の両方を併せ持つ、二面性の強い特徴的なコンビになります。

ちなみに。
6室・8室・12室の支配星の場合には、『ヴィパリータ・ラージャ・ヨーガ』という特殊な成功パターンもあります。こちらの記事を参考にしてください。

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