ハウス:アラカルト

ドゥシュタナは両極端になる3

日本とドゥシュタナ

こちらは日本のホロスコープ。

(rectified by K.N.Rao,D.Bisaria,S.Shimizu)

なんと!
ドゥシュタナには惑星がいない!

こういう配置は結構珍しい。
恵まれたホロスコープなんやね。

なんだか日本が世界から叩かれまくっても、どこかで気にしていないようなところがあるのが、分かる気がする。

とは言え。
これじゃ例題になりませんわな・笑

ということで。
今回は明治時代からの日本のホロスコープを見てみます。

明治からの日本とドゥシュタナ

明治憲法が発布された時の日本のホロスコープです。

明治から昭和までを見る時。
そんな時には、こちらのホロスコープを見ます。

ざっくりとドゥシュタナを見ると。

6室:惑星なし。
8室:惑星なし。
12室:太陽・水星が在住。

シンプルに考えると。
太陽と水星にまつわる時期がヤバい系になりますね。

12室の水星

マハーダシャで水星期がやってきたのが、1943年8月から。

お気づきでしょうか?
1945年8月に日本は戦争に負けて敗戦国になりました。

水星期に入って。
日本は12室の示す損失・放棄の苦しみを味わうことになったわけです。

水星は4室・7室の支配星。
4室は権威の座。
7室は戦争を表します。

7室と12室の絡みとして。
戦争を放棄することになりました。

4室と12室の絡みとしては。
日本は権威の座を奪い取られます。
世界から様々な権威の座を奪われます。

そして権威の座は天皇も示します。
天皇は戦後には象徴として権威の座から降りることになりました。

なるほど、です。
ドゥシュタナの特徴がよく出ています。

ちょっと余談なんだけど。
水星はやっぱりストレスに弱い。
水星期に入ってすぐに耐えられなくなったんですね。

水星に傷がある人はまず休もうね惑星の傷はヘンに頑張らせる 惑星に凶星の影響がある場合。 ヘンに『頑張ってしまう』という傾向が出たりします。 頑張ってしまう事...

12室の太陽

戦後復興に大きな役割を果たしのが、この12室の太陽です。

太陽は6室の支配星です。
6室の支配が12室に在住しています。

つまり太陽は『ヴィパリータ・ラージャヨーガ』を形成しています。

『苦しみを経験した後に上昇する』というラージャヨーガです。

水星はこの太陽とコンジャンクトしていたおかげで、敗戦の苦しみを経験した後に、信じられないような戦後復興を遂げることが出来たわけです。

ヴィパリータ・ラージャヨーガ。
こんなにすごい働きをしてくれるんやね。

ヴィパリータ・ラージャヨーガについては、ひとつ前のこちらの記事をご参考に。

ドゥシュタナは両極端になる2大逆転がありえるハウス 『ドゥシュタナ』は苦しみが多い。 けど良いことも起こりえる。 そうした特徴を少しお話しました。 ...