日本とウパチャヤの凶星
こちらは日本のホロスコープです。
(rectified by K.N.Rao,D.Bisaria,S.Shimizu)
ウパチャヤの3室・6室・10室・11室をざっくり見てみましょう。
3室はラーフが在住。
6室は惑星はありません。
10室は土星が在住。
11室は火星が在住。
見事なくらいにウパチャヤには凶星オンリーです。
『困難にはぶち当たりますが
その困難に対して立ち向かい
乗り越えて克服していく』
そうした配置が多くあることが分かります。
さて実際にはどうだったのでしょうか。
火星期とラーフ期は?
火星とラーフはウパチャヤ凶星の配置。
その火星もラーフも共に積極的な惑星です。
そして火星期とラーフ期はすでに通過しています。
火星期:1952年4月~1952年12月
ラーフ期:1952年12月~1970年12月
この頃何があったのでしょうか?
この頃は、戦争が終わり日本は混沌とした中で、様々な問題を抱えていました。そんな中でも、その困難に対して積極的に立ち向かい、日本が一丸となってがむしゃらに働いていました。
そんな困難な状況の中にあって、こうした努力のおかげで、日本はちょうど1950年から1970年の間に、世界に例のない高度経済成長期に入っていきました。実質経済成長率は年平均10%を超え、欧米の2~4倍にもなっています。
実際に以下のような好景気を迎えています。
1950年~1953年:朝鮮戦争による特需景気
1955年~1957年:神武景気
1958年~1961年:岩戸景気
1964年:オリンピック景気
1965年~1970年:いざなぎ景気
しかし。
こうした好景気の間にも、何度も大きな不況に見舞われています。それでも、そのたびその困難に積極的に立ち向かい毎回乗り切って、次の好景気を迎えています。
そうした流れの時期でした。
まさに、ウパチャヤの凶星。
『困難に立ち向かい克服する』という特徴がよく出ています。