各星座の支配星
インド占星術で最も使う単語。
その1つに『支配星』があります。
星座は12星座。
各星座ごとに主(あるじ)が1人います。
その主は惑星です。
その主を『支配星』と呼びます。
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つの惑星が、星座の主となる支配星になります。ラーフ・ケートゥは支配星とはなりません。
各星座の支配星は以下の通りです。
太陽は獅子座の支配星。
月は蟹座の支配星。
太陽と月は1つの星座だけ支配します。
残りの5惑星は2つの星座を支配します。
水星は双子座・乙女座の支配星。
金星は牡牛座・天秤座の支配星。
火星は牡羊座・蠍座の支配星。
木星は射手座・魚座の支配星。
土星は山羊座・水瓶座の支配星。
これらの支配星は、ホロスコープをハウスから見る時に使われ、重要な役割を果たします。
支配星の具体的な使われ方は、こちらを参照してください。
ロード・オブ・ザ・サイン(星座)
支配星という言い方。
意味というか雰囲気がよく分からない。
どうもいまいちピンとこない感があります。
『支配星』は英語の『Load(ロード)』の訳語です。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」で使われている「ロード」です。(道を示す「road(ロード)」ではないのでご注意を)
『Lord』は「支配者」という意味。
だから「太陽は獅子座の支配者」という感じになる。
『Lord』の他の意味には、以下のものがあります。
「主・主人・君主・領主」
「領主のように振舞う・幅をきかせる」
これらの意味を当てはめて考えると。
支配星のニュアンスや雰囲気が、何となくつかめて分かりやすい気がする。
太陽は獅子座の主。
太陽は獅子座の主人。
太陽は獅子座の君主。
太陽は獅子座の領主。
太陽は獅子座の領主のように振舞う。
太陽は獅子座で幅をきかせる。
そんな感じで支配星をとらえると分かりやすい。
日本的な感じだったら「大家さん」でも雰囲気はアリかな。
ちなみに。
支配星は『ディスポジター』という言い方をする場合もあります。
意味は同じです。
支配星=Load(ロード)=ディスポジター、って事ですね。