金星は人の目を惹く惑星
金星は木星の次に来る吉星。
木星と並び2大吉星と呼ばれます。
金星は英語では「Venus」。
惑星を表示する時は「Ve」。
美の女神ヴィーナスの名前がそのまま金星の名前に使われています。
金星は太陽・月に次いで3番目に明るい星。だから、日本では金星の事を「明星(みょうじょう)」とも表現します。
「明けの明星」「宵の明星」という言葉、聞いたことがあるんじゃないかな。
「明けの明星」は明け方に見える金星。
「宵の明星」は太陽が沈むころに見える金星。
「宵の明星」は「一番星」とも呼ばれています。
呼び名がいくつもあるほどに、とても人の目を惹きつける魅力的な惑星、それが金星です。
金星の意味と特徴
金星は『美・芸術・性』を象徴する惑星。
それゆえに、『人の心を魅了してやまない』というのが、金星の特徴の本質となります。
金星の意味でよく使うものはこんな感じかな。
恋愛・恋人・結婚・配偶者
美・魅力・性生活・喜び・快楽
芸術・音楽・美術・芸能
歌・踊り・詩・文学・おしゃれ
甘い食べ物・乗り物・宝石
日常で最も使われる意味は、何と言っても『恋愛・結婚』。人として最も関心のあるテーマだからね。
次に来るのが『音楽・美術』。
そしてそこに付随してくる、『歌・踊り・美しさ・おしゃれ』、などが金星の強いテーマになります。
始まりは喜びへの欲求から
色々な意味があるけれども、金星の意味の根底には『喜び・快楽への強い欲求』があります。そして、その心の動きを始まりとして、実際に欲求するものが金星のそれぞれのテーマになります。
男性的な意識から例を言えば。
美しいものを手に入れたい。
美しいものによって喜びを得たい。
まずそういう欲求が根底にあります。
そこから、例えば『美しい』『異性・恋愛・結婚・性生活』という金星のテーマを求めたりします。
女性的な意識から言えば。
美しさを手に入れたい。
美しくなって喜びを得たい。
まずそういう欲求が根底にあります。
そこから、例えば『魅力』的になって、『美しい・可愛い』と言ってもらうために、『おしゃれ・化粧』に頑張ったりします。これらはみんな金星のテーマですよね。
同時にそこから、『異性・恋愛・結婚・性生活』という金星のテーマを求めたりもします。
これらはほんの一例です。
ですが、喜びを得たい・快楽を得たいという欲求から派生して、金星の色々なテーマがある事が分かります。
心魅かれてしまう。
もっと喜びを得たいと思ってしまう。
止めがたい思い。
止まらない思い。
金星の不思議な魅力。
それは、そうした止めがたい心の動きから始まっているから、なんですね。