減衰3つでも人生は派手め
自分のホロスコープに減衰惑星があると。
何となく、自分の運勢が良くない、って感じてしまう。
自分のキャラすらも。
何となく、自分が地味で目立たなくて弱い、って気もしてきてしまう。
でも。
実際は、必ずしもそうでもない。
例えば、こちらはKさんのホロスコープ。
![減衰 月・火星・土星](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2021/07/減衰 月・火星・土星-300x300.png)
土星・火星・月。
この3つが減衰しています。
でも。
派手めな人生送ってます。
キャラクターもけっして弱くない。
Kさんのキャラクターについては、こちらをご参考に。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2021/07/21-07-30-減衰はそんなに弱いとは限らない-1-1-320x180.jpg)
月アセンダントと例外則
今回は、Kさんの『減衰なのに弱くない』というカラクリ、これをざっくりと見てみたい。
Kさんは、出生時間は分かっていません。
ですから、月をアセンダントにして見てみます。
月をアセンダントにすると、こんな感じ。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2021/08/減衰 月・火星・土星-月ラグナ-300x300.png)
土星は3室の支配星。
その土星は6室で減衰。
火星は6室の支配星。
この配置は、少しばかり不思議なカラクリが働きます。
それは、『パラシャラの例外則』です。
以下のような特徴があります。
1)3室・6室・8室の支配星が
減衰している場合は
(逆転して)成功へ導かれる
2)3室・6室・8室に
減衰する惑星が在住する場合は
(逆転して)成功へ導かれる
Kさんの場合。
土星は3室の支配星で減衰。
これは、1)に該当します。
土星は6室に在住して減衰。
2)に該当しています。
火星は6室の支配星で減衰。
1)に該当しています。
こうしたカラクリが当てはまり、逆転してよい形になって現れています。
(パラシャラの例外則については、コチラをどうぞ)
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2020/02/chess-06-320x180.jpg)
土星はこんな感じに
まずは土星。
実際には、次のような感じになります。
土星は6室に在住。
ですから、6室の示す『困難・努力』を経験する運勢(カルマ)が、Kさんにはある事が伺えます。
そして、それに対して。
土星の示す「粘り強さ・忍耐力」。
これが減衰によって弱まるのではなく、人に知られず黙々と(あるいは淡々と)実行する、といった傾向として出ています。
ですから。
困難な事にも黙々と耐えます。
そして、じっくりと取り組み粘り強く対処していく。
そしてその結果として。
成功を手に入れています。
火星はこんな感じに
次に火星。
実際には、以下のような感じになってます。
火星は6室の支配星。
それが幸運を示す9室に在住。
6室の支配星が減衰。
これによって、例外則のカラクリが働き、成功に結び付けてくれます。
火星の示す「積極性」。
これは人一倍あります。
バイタリティもあり元気です。
実際に仕事では、元気に活動していましたし、ビジネスも積極的に展開していました。
でも、ちょっと興味深い。
周りの人には「めっちゃ頑張ってる!」という印象よりも、スマートにサラッとこなしている、というように見えていたようです。
この辺りのギャップ感。
これ、減衰の特徴みたいなんだよね。
こうしたギャップ感があるとは言え。
例外則での減衰の逆転のカラクリから。
6室と火星の示す努力の結果として、成功を手に入れています。
ちなみに。
火星が9室の「幸運」のハウスに在住していた事も、成功を後押ししてくれています。
(次回は、減衰のキャンセルのカラクリも、見てみるつもりです)