惑星:アラカルト

惑星の減衰は意外な現れ方と転換がある

減衰は運勢悪い?

自分のホロスコープを見るとき。
惑星が減衰していると、なんだか落ち込んでしまうもの。

「あ~、減衰惑星がいる」
「運勢悪いのかも・・」
「思い当たる節があるような・・・」

なんて感じで。
負の思考ループにはまることも、ままありがち。

でも。

実際に減衰惑星って。
そんなに運勢悪くなるのか、って言えば。

意外にそうでもない。

減衰の特徴はどこかしらに出てくる。
だけど、『運勢が悪くなる』とかって、単純には出てこないっぽい。

減衰だけど夫婦仲がいい

例えばこちら。
Mさんのナヴァムシャ(D9)。

D9では結婚生活を見ることができます。

凶星の火星・土星が共に減衰。

結婚生活のナヴァムシャ。
そこで2つの凶星が減衰。

なんだかこれ。
パッと見ただけだと。

「結婚できない?」
「結婚運が悪い?」
「結婚相手と関係が悪い?」
「結婚して委縮しちゃう?」

なんて。
そう思っちゃいそうな感じ。

実際にはMさんどうなのか?

Q:「結婚できない?」
A:「結婚できてます」

Q:「結婚運が悪い?」
A:「結婚相手も大変良好」

Q:「結婚相手と関係が悪い?」
A:「関係もスムーズで仲もいい」

Q:「結婚して委縮しちゃう?」
A:「大黒柱として威厳もあります」

なんとなんと!
これでは、良いことばかりではないですか!

では一体、減衰はどこに??

減衰の影響はこんなとこに

実はMさん。
結婚して少し経ってから。
パートナー(奥さん)が体調を崩してしまいました。

パートナーの病気は難病でした。
そのため入退院の繰り返し。

だから。
パートナーは家にいたりいなかったり。

そういう結婚生活の形態になりました。

こうした形で。
MさんのD9での減衰は出てきました。

とは言え。

夫婦仲はいたって良好。
お互いがお互いを気遣って、大変仲睦まじい。

パートナーの方も。
病気だからと言って、気弱になることもなく、いつも穏やかな明るさのある状態。

この場合は。
結婚生活は良い、と言えるんじゃないかな。

ま、こんな感じで。

減衰は確かに出てくる。

だけど。
減衰ですべてが悪くなる、ってワケでもない。

どこかにダメージは出る。

だけどむしろ。
それがあるからこそ。
より良くなっていく、ってパターンにもなりえます。

減衰には。
そうした不思議な働きがあります。

このMさんの場合が、まさにそう。

相手をすごくいたわって。
だからこそ、夫婦仲は良くなってゆく。
そして信頼関係も深まり、お互いが強くなれる。

そうした、減衰の転換がとても綺麗に発現している、良いパターンです。

減衰の転換については、コチラの記事も参考にしてください。

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