減衰の例外則の逆転性
減衰にはニーチャバンガ以外にも、成功に結び付く面白い法則性があります。
それは『例外則』・『パラシャラの例外則』と呼ばれているものです。
1)3室・6室・8室の支配星が
減衰している場合は
(逆転して)成功へ導かれる
2)3室・6室・8室に
減衰する惑星が在住する場合は
(逆転して)成功へ導かれる
減衰惑星がある場合。
普通はその惑星の表すテーマやその惑星の時期に対して、低迷や困難を予想します。
例えば火星が減衰していたら。
元気がない・積極性がない、とか。
火星期には地味になる、とか。
そんな感じで予想を立てます。
ところが。
この『例外則』に当てはまる場合は、意味合いが逆転して、良い特徴や良い結果をもたらしてくれます。
火星の減衰が例外則に当てはまると。
めっちゃ元気・めっちゃ積極的、とか。
火星期には派手になる、とか。
そんな感じで逆の結果が出てきます。
マイケル・ジョーダンと例外則
こちらがマイケル・ジョーダンのホロスコープです。
火星と月が減衰しています。
しかし彼はバスケの神様とまで呼ばれたスポーツ界のスーパー・スター。
なぜバスケの神様にまでなったのか、というお話は以下を参考にしてください。
今回はこの『例外則』の視点から見てみます。
太陽をラグナにした場合。
火星は3室支配星。
火星は6室在住。
『例外則』の1番目・2番目の両方が成立します。
太陽をラグナにした場合。
月は6室の支配星。
『例外則』の1番目が成立します。
このように、マイケル・ジョーダンは火星・月の両方の惑星に『例外則』が成立しています。
しかも。
火星は戦いの6室在住。
月は仕事の10室に在住。
まさに戦いと仕事。
エクスチェンジで相乗効果。
この例外則の存在とその配置。
これが、ニーチャバンガでの減衰のキャンセルによる飛躍とも相まって、減衰を逆転させて神様にまで押し上げた別の要因だったわけです。
減衰の例外則。
なんかすごいね。