心・心理

ケーンドラとマズローの心理学5 ~7室と社会的欲求~

ケーンドラとマズローの連動

アメリカの心理学者のマズローは

欲求には5段階ある。
そして欲求には優先順位がある』

という説を提唱してます。

それが通称『マズローの欲求5段階説』

この内容の4つが不思議なくらいに
インド占星術のケーンドラの示すテーマと
なんだか連動・共通していて興味深い。

連動・共通している4つの事柄は
以下のような感じになります。

欲求5段階説とケーンドラの連動
  • 第1段階「生理的欲求」
    →1室と内容が連動・共通している
  • 第2段階「安全欲求」
    →4室と内容が連動・共通している
  • 第3段階「社会的欲求」
    →7室と内容が連動・共通している
  • 第4段階「承認欲求」
    →10室と内容が連動・共通している

今回は

第3段階の「社会的欲求」が
7室と内容が連動・共通している

という部分をサクッと見てみたい。

第1段階の「生理的欲求」と1室の連動。
これに興味のある方はコチラをどうぞ。

https://hoshi-sora.com/karakuri-tankyuu/psyche-mind/kendra-maslow-3/

第2段階の「安全欲求」と4室の連動。
これに興味のある方はコチラをどうぞ。

ケーンドラとマズローの心理学4 ~4室と安全欲求~ケーンドラとマズロー心理学の連動 アブラハム・ハロルド・マズロー (Abraham Harold Maslow) というアメリカの...

社会的欲求って?

マズローの提唱した欲求5段階説、
この第3段階の「社会的欲求」とは
いったいどんな内容なのか?

それは、第1に「生理的欲求」が満たされ、
第2段階の「安全欲求」が満たされてくると

「人とのつながりを感じたい」

そう思うようになってくる、
といった内容になります。

さて、実際の具体的な欲求を
ザックリと挙げてみると

「仲間が欲しい」
「恋人が欲しい」
「結婚がしたい」
「家族が欲しい」

こんな感じでの欲求ですね。

こうした友情・愛情・家族・社会への欲求、
これらが社会的欲求と言われるものです。

「誰かとつながりを持ちたい」
「誰かに愛されたい」
「誰かを愛したい」

こうした感情をもととした欲求。
つまり人間社会への関心と欲求です。

これは別の言い方では
「所属・愛の欲求」
という表現でも表わされます。

ですから、

「サークルに入りたい」
「部活に入りたい」
「何かのコミュニティに入りたい」

といったような思いでもあります。

7室とのクロス

7室のテーマは人気のテーマ。

ですから、ここまで読んで敏感な方は

「お、なんか分かったかも?」
「あ、これ、見たことある感じ」
「なるほど、連動してる」

って思っているかもしれないですね。

さて、それでは。
インド占星術の7室と言えば?

『結婚・パートナー』
『人間関係・社会的環境』
『社会における役割・立場』

といった意味合いが7室にあります。

そう。
7室って結婚が確かに有名。

でも忘れられがちなんだけど本質は

自分という人間と接点のある他者
自分という人間と社会との接点

ってのが7室の根っこのテーマ。

自分と誰かとの接点がある事で
人間関係というテーマが現れてきます。

自分と誰かとの接点が異性になると
結婚というテーマが浮かんできます。

自分と誰かとの接点がある事で
社会というテーマが成立してきます。

自分と誰かとの接点がある事で
人間関係が成立して社会が出来るので
その中での社会的な立ち位置・役割
という意味合いも出てきます。

そう、こんな感じでね、
7室の根っこのテーマとして
『自分と誰かのつながり』
ってのがあります。

これらの7室のテーマの内容と
マズローの「社会的欲求」である

「人とのつながりを感じたい」
「仲間が欲しい」
「恋人が欲しい」
「結婚がしたい」
「家族が欲しい」

という欲求はとても連動しています。

さて。
こうして見てみると。

マズローの3段階目の「社会的欲求」と
インド占星術の「7室」のテーマは
不思議とクロスしている事が分かります。

次回には

第4段階と10室とのクロス。
このテーマを追いかけてみます。

プチ補足

そうそう。

日本では「社会」と言うと
「仕事」って捉えやすい。

そうした視点から言えば
7室の「ビジネス・ビジネスパートナー」
という意味合いも出てくるかな。