D9 ナヴァムシャ

ナヴァムシャでは隠されている本心が出る1

最も重要な分割図

インド占星術の特徴のひとつ。
それは『分割図』です。

その中でも最も重要な分割図。
それが『ナヴァムシャ』になります。

ナヴァムシャは9個目の分割図。
ですから、分割図(=Divisional Chart)の頭文字のDをつけて、簡略で『D9』と表記されます。

ナヴァムシャの働きや読み方には諸説あり、かなり錯綜しているのが現状です。そのために「分割図は使えない」と主張する方々も結構います。

しかし、インド占星術の大家であるK.N.ラオ先生は、「ナヴァムシャを見ないでホロスコープを読むことには意味がない」と、ナヴァムシャを見ることの重要性を述べています。

隠されている本心がよく出る

私もナヴァムシャは、なくてはならないホロスコープだな、と感じています。

というか、ナヴァムシャ無しでは。
その人の深い人格の部分を読みとれない、と思っています。

実際に、ナヴァムシャを使わずに鑑定する場合と、使って鑑定をする場合とでは、相手の方の反応が全く違います。

ナヴァムシャを使って鑑定をすると。
ものすごく納得してくれます。

というのはナヴァムシャには。
場合によっては本人も気が付いていないような、隠された強い欲求や気持ちが出ているからです。

だから鑑定の時に、ナヴァムシャを使って深い欲求や気持ちの話をすると、とても納得してくれることが多いです。

ですから、私はナヴァムシャを『潜在意識のホロスコープ』と呼んで、基本のD1ホロスコープと合わせて必ず見ます。

『本心のホロスコープ』
『隠された気持ちのホロスコープ』

そう言い換えたら、分かりやすいかもしれない。

ナヴァムシャには。
本心や隠された気持ちがよく出ています。

だから。
その人の、より本質的な性質や傾向が、よく出てきます。

具体例はこちらをどうぞ。

ナヴァムシャでは隠されている本心が出る2現実と本心のギャップ ナヴァムシャには、出生図(D1)に出ていない本心や、自分でも気づいていない隠された気持ちがよく出ます。 そ...