現実と本心のギャップ
ナヴァムシャには、出生図(D1)に出ていない本心や、自分でも気づいていない隠された気持ちがよく出ます。
そうすると。
D1で示す現実と、ナヴァムシャが示す本心との間で、ギャップが生じてます。
建前と本音のギャップ、というヤツですね。
このギャップのために。
D1で成功が示されているのに、現実には成功していない。
そんな事が起きたりします。
約束されたほどの収入がないのは?
具体的にAさんのホロスコープを見てみましょう。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2020/03/月11室 D1-1-300x300.png)
月は心・気持ちを表します。
月は11室に在住。
11室は獲得・願望・収入を示します。
自分の気持ちは、自分の願望・収入など、何かを獲得しようという方向に向かっています。
そして。
10室(仕事)の支配星の月。
これが獲得・願望・収入の11室に在住。
目標に向かって仕事を頑張る。
仕事での収入を獲得する。
そうした配置でもあります。
これが月期には期待できます。
しかし実際の月期には。
願望・やりたい事に向かっていません。
仕事は言うほど好きではありません。
収入もごく普通です。
これは一体なぜでしょうか?
ナヴァムシャによく出てる
では。
Aさんのナヴァムシャを見てみましょう。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2020/03/月12室 D9-1-300x300.png)
ナヴァムシャは本音を表します。
月も心・気持ちを表します。
ですからナヴァムシャの月は、本心やホントに気持ちを見るのにとても重要になってきます。
気持ちを表す月。
これが12室に在住。
12室は基本的には損失・出費のハウス。
空想・異国・日常と違う世界も表します。
自己放棄という意味もあります。
なるほど。
12室は出費のハウスでもあります。
ですから、D1の収入とは真逆の方向。
稼いだとしても、出費で消えていく配置ですね。
あるいは。
日常生活と違う世界(異国)に向かっていて、空想的になっているようです。
あるいは。
稼ぐことに興味を持たない配置です。
現実には稼ぐことに違和感を感じやすい印となります。
なるほど。
これでは仕事をしていても、心ここにあらず。
きっと、うわの空で仕事をしているのでしょう。
(それ自体は基本的に悪い事ではありません)
D1では仕事と収入の印があります。
仕事関係で成功できる可能性が見られます。
でも本心を表すナヴァムシャでは。
心が現実の日常環境には向かっていません。
このギャップのために。
D1では仕事で成功できるはずなのに。
現実にはそうした成功に結び付いていないようです。
こんな感じで。
ナヴァムシャでは、本心や隠された気持ちが出ていて、現実とのギャップが見えたりします。
参考:変化しやすいナヴァムシャ
ナヴァムシャはとても有効です。
しかしアセンダントが微妙な場合も。
ですからちょっと注意が必要です。
それについてはコチラを参考にどうぞ。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2020/07/unmei-wakeru-jikan-00-3-320x180.jpg)