D9 ナヴァムシャ

ナヴァムシャでは隠されている本心が出る2

現実と本心のギャップ

ナヴァムシャには、出生図(D1)に出ていない本心や、自分でも気づいていない隠された気持ちがよく出ます。

そうすると。
D1で示す現実と、ナヴァムシャが示す本心との間で、ギャップが生じてます。

建前と本音のギャップ、というヤツですね。

このギャップのために。
D1で成功が示されているのに、現実には成功していない。

そんな事が起きたりします。

約束されたほどの収入がないのは?

具体的にAさんのホロスコープを見てみましょう。

月は心・気持ちを表します。
月は11室に在住。
11室は獲得・願望・収入を示します。

自分の気持ちは、自分の願望・収入など、何かを獲得しようという方向に向かっています。

そして。
10室(仕事)の支配星の月。
これが獲得・願望・収入の11室に在住。

目標に向かって仕事を頑張る。
仕事での収入を獲得する。

そうした配置でもあります。

これが月期には期待できます。

しかし実際の月期には。

願望・やりたい事に向かっていません。
仕事は言うほど好きではありません。
収入もごく普通です。

これは一体なぜでしょうか?

ナヴァムシャによく出てる

では。
Aさんのナヴァムシャを見てみましょう。

ナヴァムシャは本音を表します。
月も心・気持ちを表します。

ですからナヴァムシャの月は、本心やホントに気持ちを見るのにとても重要になってきます。

気持ちを表す月。
これが12室に在住。

12室は基本的には損失・出費のハウス。
空想・異国・日常と違う世界も表します。
自己放棄という意味もあります。

なるほど。

12室は出費のハウスでもあります。
ですから、D1の収入とは真逆の方向。
稼いだとしても、出費で消えていく配置ですね。

あるいは。
日常生活と違う世界(異国)に向かっていて、空想的になっているようです。

あるいは。
稼ぐことに興味を持たない配置です。
現実には稼ぐことに違和感を感じやすい印となります。

なるほど。

これでは仕事をしていても、心ここにあらず。
きっと、うわの空で仕事をしているのでしょう。
(それ自体は基本的に悪い事ではありません)

D1では仕事と収入の印があります。
仕事関係で成功できる可能性が見られます。

でも本心を表すナヴァムシャでは。
心が現実の日常環境には向かっていません。

このギャップのために。
D1では仕事で成功できるはずなのに。
現実にはそうした成功に結び付いていないようです。

こんな感じで。
ナヴァムシャでは、本心や隠された気持ちが出ていて、現実とのギャップが見えたりします

参考:変化しやすいナヴァムシャ

ナヴァムシャはとても有効です。
しかしアセンダントが微妙な場合も。
ですからちょっと注意が必要です。

それについてはコチラを参考にどうぞ。

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