最も重要なファクター
1室は自分自身を表します。
では、自分自身とは何なのか?
それは、自分の健康・活力・性格・精神性、といったものすべてを表します。
これらのテーマは見ての通り、自分が自分自身の人生を生きる上での最も中心となるテーマ、そのものを示しています。
ですから、1室(1ハウス)はホロスコープを見る時のすべての基本であり最も重要なファクター、と言えると思います。
例えば。
1室に吉星が在住している。
1室に吉星が影響している。
そんな場合は。
活力があり、健康状態も良好。
性格も良好、精神面も安定している。
そういった要素が出てきます。
逆に。
1室に凶星が在住している。
1室に凶星が影響している。
そんな場合は。
活力が削がれる、健康に問題が出る。
性格的に問題が出る、精神的に不安定。
そういった要素が出てきます。
もちろん程度の差はあります。
惑星の配置によっても変わります。
分割図の1室の状態によっても変わりますしね。
ですから単純に、1室のテーマのすべてが良好だったり、1室のテーマのすべてに問題が出る、というわけではありません。
人生は波乱万丈が良い?
「私は多少なら大丈夫」
「人生は波乱万丈の方が面白い」
そう考える人もいると思う。
でも実はその発想自体がね。
1室に凶星の絡む人が思いやすかったりする。
そういう特徴にもなります。
1室とは少し違いますが。
ウパチャヤに凶星が絡む方。
こうした方も
『人生は頑張るもの』
『人生は波乱万丈の方が面白い』
という発想になりやすい傾向があります。
1室に凶星が絡んでいる。
ウパチャヤにも凶星がある。
そんな方は特に頑張っちゃう。
『人生は波乱万丈が面白い』と思っちゃうフシがある。
(みんなそういう発想になるわけではないですけどね)
ですが、まぁやっぱり。
活力・健康・性格・精神が良好な方が人生は楽。
というか、過ごしやすいものになる。
と言えるかと思います。
どちらにしても。
1室(アセンダント)は自分のことを示します。
自分に興味のない人はいません。
ですから、1室は自分にとっては最も重要なテーマとなります。
参考1:1室と開運
1室と開運についての関係はコチラをどうぞ。
参考2:別の自分
自分(人格)は多彩なものです。
その中でも目立つ人格が出生図です。
それと同じくらい重要で強い人格。
そうしたものも同時に内在してます。
それをナヴァムシャ(D9)と呼びます。
そうした人格はコチラを参考にどうぞ。