12室には外国という意味も
12室と聞くと出てくるイメージ。
それは『損失・出費』というイメージ。
うん、うん。
確かにそういう意味もある。
実際にそうした現象も起きたりもする。
でも12室には他にも意味がある。
そのひとつに、外国、という意味がある。
こうした事が出る事もある。
例えば。
惑星が12室に関連するような場合。
その惑星の時期に『外国』と縁が生じる時もある。
ちょっと、そんな例を見てみよう。
出生図で12室にポジション
こんな配置を持つTさん。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2023/03/乙女座ラグナ 12室/月・木星-300x300.png)
木星は12室に在住している。
Tさんは木星期に入って少しして。
仕事で外国に長期で住むことになった。
乙女座アセンダントにとって。
木星は4室の支配星。
4室は『家』を示すハウス。
『家』と『外国』の関連ですね。
乙女座アセンダントにとって
木星は7室の支配星。
7室には『外国』という意味もある。
これと12室の『外国』も連動してるかな。
仕事と収入の絡み
では、仕事は?
7室は『環境』を示すハウス。
あるいは『社会的な立ち位置』のハウス。
『仕事・ビジネス』という意味も。
自分の社会的な環境・仕事としても。
12室の『外国』と関連したんやね。
仕事ついでに言えば。
木星は月と同居。
月は11室の支配星。
11室は収入のハウス。
木星は12室にいるけど、収入とも絡んでいる。
ふむふむ。
なるほどね。
仕事のD10でも12室と
仕事を表す分割図。
これは10分割図(=D10)になる。
ここでの木星の配置はこんな感じ。
![](https://hoshi-sora.com/wp-content/uploads/2023/03/D10 1室水星 7室木星-300x300.png)
なるほど。
木星は7室に在住している。
ここから1室にアスペクト。
木星はD10のアセンダントに影響。
ってことで、仕事で特徴が出る時期。
その木星は水星と相互アスペクト。
水星は12室の支配星。
水星は9室の支配星でもある。
12室は先ほどと同じ。
『外国』を示しているようです。
9室にも『外国』という意味もあります。
他には『発展・幸運』という意味もあります。
仕事的には栄転でした。
ですから外国と幸運と読めます。
追加で言えば。
水星は9室の支配星。
1室に在住しています。
これはダーナ・ヨーガと読めます。
つまり水星はお金とも縁が出来る配置。
木星はこの水星と相互アスペクト。
金銭もアップにつながりやすい配置。
なるほど、なるほど。
仕事を表すD10でも12室と関連。
でも、収入とも結びついています。
こんな感じの場合。
12室は損失としてでるのではなく
外国として出てくる事もあるみたいです。
これはちょいと余談ですが。
Tさんの出向いた国。
ヨーロッパのとある国でして。
「ビールが安くてありがたい!」
とおっしゃっております。
ビールを飲んでいるようでして。
そこでの出費がどれほどなのかは、、、
いささか謎である。