6.ラーフ期

吉星化したラーフ期には大躍進の可能性も

ラーフは凶星?

ラーフ(ドラゴンヘッド)ってのは。
土星と同じくらい、怖がられてしまっている。

『土星と1位2位を争う凶星』

まぁ、そんな感じで、みんなに取り扱われているからね。

でも。
ちょっと待って。

インド占星術の大家であるラオ先生は、ラーフについては『条件次第で吉星化する惑星』と表現しています。

ここに関して。
私はとても賛成です。

ラーフは配置によっては。
とても良い働きをしてくれる、って感じてます。

ラーフ期に大躍進

パッと見は良くなさそう

こちらはHさんのホロスコープ。

ラーフは10室に在住。
ラーフは火星とコンジャンクト。

これ、単純にぱっと見だと。

ラーフは凶星の火星と同居。
傷ついているように見えます。

ラーフ期はなんだかしんどそうに見える。

そして10室にラーフが在住。
10室の示す仕事運もきつそうに見えます。

ラーフ期にはなにかと仕事で大変。
単純に見れば、そんな風にも読めます。

でも実際には

しかしHさんのラーフ期。
実は、仕事運がめっちゃ良かったんです。

ひとつの会社の中心となって、その手腕をぐいぐい発揮して、その会社を引っ張っていました。

折しも時期はラーフ期。
ですから、怖いもの知らずです。

そのラーフの持つ強烈な勢いで、折衝・企画・人の手配など、自分の采配でどんどんと進めていって、信頼を勝ち取っていたそうです。

ラーフ期の大躍進の秘密

では。
どうしてこんなに大躍進したのでしょうか?

このケースでは。
2つのポイントがあります。

1.ラージャ・ヨーガ

躍進の秘密のひとつ。
それは火星との関係です。

『ラーフは在住しているハウスの支配星のように振る舞う』、という法則があります。

それゆえに、ラーフは10室の支配星として振る舞いました。

火星は9室支配星です。
ラーフは10室の支配星として振る舞っています。

つまり、ラーフと火星はラージャ・ヨーガを形成して、成功へと導いてくれたわけです。

2.木星の働き

そして。
もうひとつのラーフ期の大躍進の秘密。

それは。
ラーフが木星の影響を受けている。

これがポイントです。

ラーフは射手座に在住。
射手座の支配星は木星です。

ラーフは色濃く木星の影響を受けています。

これが、ラーフ期に大躍進にまで発展した、もうひとつの秘密なのです。

ラーフは配置次第で吉星化

こんな感じで。
ラーフは配置次第で、吉星として機能してくれます。

むしろ他の惑星よりも。
ラーフ期の発展は、ものすごい勢いがあったりします。

それには、ラーフの怖いもの知らずという特徴が、とてもいい方向で働いてくれている、という背景も大いにあります。

ラーフ期には。
こうしたちょっと独特の大躍進、って働きをする場合があります。

ラーフは単純に凶星、ってわけでもないんやね。

ラーフ期の別の特徴はコチラを。

ラーフ期は怖いもの知らずで突っこんでいく凶星が続く流れ 活動的な火星期が終わると。 次にやってくるのはラーフ期。 このダシャの流れ。 ちょっと不思議で面白い。 ...

次の木星期についてはコチラをどうぞ。

木星期は精神的に安定して希望がわいてくる凪の訪れ 怖いもの知らずのラーフ期。 そんなラーフ期が終わると。 最大吉星の木星期がやってくる。 木星期に入ると。 凪...