ラーフは凶星?
ラーフ(ドラゴンヘッド)ってのは。
土星と同じくらい、怖がられてしまっている。
『土星と1位2位を争う凶星』
まぁ、そんな感じで、みんなに取り扱われているからね。
でも。
ちょっと待って。
インド占星術の大家であるラオ先生は、ラーフについては『条件次第で吉星化する惑星』と表現しています。
ここに関して。
私はとても賛成です。
ラーフは配置によっては。
とても良い働きをしてくれる、って感じてます。
ラーフ期に大躍進
パッと見は良くなさそう
こちらはHさんのホロスコープ。
ラーフは10室に在住。
ラーフは火星とコンジャンクト。
これ、単純にぱっと見だと。
ラーフは凶星の火星と同居。
傷ついているように見えます。
ラーフ期はなんだかしんどそうに見える。
そして10室にラーフが在住。
10室の示す仕事運もきつそうに見えます。
ラーフ期にはなにかと仕事で大変。
単純に見れば、そんな風にも読めます。
でも実際には
しかしHさんのラーフ期。
実は、仕事運がめっちゃ良かったんです。
ひとつの会社の中心となって、その手腕をぐいぐい発揮して、その会社を引っ張っていました。
折しも時期はラーフ期。
ですから、怖いもの知らずです。
そのラーフの持つ強烈な勢いで、折衝・企画・人の手配など、自分の采配でどんどんと進めていって、信頼を勝ち取っていたそうです。
ラーフ期の大躍進の秘密
では。
どうしてこんなに大躍進したのでしょうか?
このケースでは。
2つのポイントがあります。
1.ラージャ・ヨーガ
躍進の秘密のひとつ。
それは火星との関係です。
『ラーフは在住しているハウスの支配星のように振る舞う』、という法則があります。
それゆえに、ラーフは10室の支配星として振る舞いました。
火星は9室支配星です。
ラーフは10室の支配星として振る舞っています。
つまり、ラーフと火星はラージャ・ヨーガを形成して、成功へと導いてくれたわけです。
2.木星の働き
そして。
もうひとつのラーフ期の大躍進の秘密。
それは。
ラーフが木星の影響を受けている。
これがポイントです。
ラーフは射手座に在住。
射手座の支配星は木星です。
ラーフは色濃く木星の影響を受けています。
これが、ラーフ期に大躍進にまで発展した、もうひとつの秘密なのです。
ラーフは配置次第で吉星化
こんな感じで。
ラーフは配置次第で、吉星として機能してくれます。
むしろ他の惑星よりも。
ラーフ期の発展は、ものすごい勢いがあったりします。
それには、ラーフの怖いもの知らずという特徴が、とてもいい方向で働いてくれている、という背景も大いにあります。
ラーフ期には。
こうしたちょっと独特の大躍進、って働きをする場合があります。
ラーフは単純に凶星、ってわけでもないんやね。
ラーフ期の別の特徴はコチラを。
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