カーラカって何?
カーラカとは『表示体』と訳されています。
なので、カーラカの意味そのものは『表示体』という意味です。
でも、これじゃ分かんないので、具体的に説明しますね。
太陽には仕事という意味があります。
つまり太陽は仕事を表す惑星、と言えます。
これを言い方を換えると、
『太陽は仕事を表示する惑星』
『太陽は仕事の表示体』
『太陽は仕事のカーラカ』
ということができます。
どれも同じことを表しています。
他の惑星も見てみましょう。
太陽は仕事の表示体。
月は心・家庭の表示体。
金星は恋愛・結婚の表示体。
水星は学習の表示体。
これを言い方を換えると、
太陽は仕事のカーラカ。
月は心・家庭のカーラカ。
金星は恋愛・結婚のカーラカ。
水星は学習のカーラカ。
という事になります。
『カーラカ』という言葉は
『(テーマを)表す惑星』
と置き換えると分かりやすいかも、ですね。
太陽は仕事を表す惑星。
月は心・家庭を表す惑星。
金星は恋愛・結婚を表す惑星。
水星は学習を表す惑星。
みたいな感じですね。
これが普通インド占星術で使われているカーラカの使い方。
ジャイミニのカーラカ
ジャイミニ方式には、ちょっと特殊なカーラカの使い方があります。それを【チャラ・カーラカ】と呼びます。
ホロスコープの中に9個の惑星があります。
この中からラーフとケートゥを除外します。
すると7個の惑星が残る。
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星。
この7惑星の度数を見ます。
度数の高い順から並べます。
まとめると以下の表のようになります。
- 1番目に高い度数の惑星:AK
「アートマ・カーラカ」と呼び、自分自身を表す惑星となります。 - 2番目に高い度数の惑星:AmK
「アマティヤ・カーラカ」と呼び、仕事を表す惑星となります。 - 3番目に高い度数の惑星:BK
「ブラトリ・カーラカ」と呼び、父親・兄弟を表す惑星となります。 - 4番目に高い度数の惑星:MK
「マトリ・カーラカ」と呼び、母親・家を表す惑星となります。 - 5番目に高い度数の惑星:PK
「プトラ・カーラカ」と呼び、子供・学習を表す惑星となります。 - 6番目に高い度数の惑星:GK
「ギャーティ・カーラカ」と呼び、困難・努力を表す惑星となります。 - 7番目に高い度数の惑星:DK
「ダラ・カーラカ」と呼び、結婚・パートナーを表す惑星となります。
DKで見るパートナーの違い
人それぞれ、ホロスコープの惑星の度数はみんな違います。だから、各個人によってカーラカが違ってくるのが、ジャイミニのチャラ・カーラカの特徴にになります。
例えば。
結婚・パートナーを表すDK(ダラ・カーラカ)なら。
ある人は金星がDK。
ある人は木星がDK。
ある人は火星がDK。
こんな風にチャラ・カーラカでは、テーマによって人それぞれ表す惑星が変わってきます。
ということは。
人によってDKの示す惑星によって、パートナーがどんな人かが分かったりします。
金星がDKならパートナーは楽しい人。
木星がDKならパートナーはおおらかな人。
火星がDKならパートナーは積極的な人。
といった感じで、さっくり簡単に見ることも出来ます。