12室 出費・放棄・外国

12室は外国との縁が出てくる事も

12室には外国という意味も

12室と聞くと出てくるイメージ。
それは『損失・出費』というイメージ。

うん、うん。

確かにそういう意味もある。
実際にそうした現象も起きたりもする。

でも12室には他にも意味がある。

そのひとつに、外国、という意味がある。
こうした事が出る事もある。

例えば。

惑星が12室に関連するような場合。
その惑星の時期に『外国』と縁が生じる時もある

ちょっと、そんな例を見てみよう。

出生図で12室にポジション

こんな配置を持つTさん。

木星は12室に在住している。

Tさんは木星期に入って少しして。
仕事で外国に長期で住むことになった。

乙女座アセンダントにとって。
木星は4室の支配星。

4室は『家』を示すハウス。

『家』と『外国』の関連ですね。

乙女座アセンダントにとって
木星は7室の支配星。

7室には『外国』という意味もある。
これと12室の『外国』も連動してるかな。

仕事と収入の絡み

では、仕事は?

7室は『環境』を示すハウス。
あるいは『社会的な立ち位置』のハウス。
『仕事・ビジネス』という意味も。

自分の社会的な環境・仕事としても。
12室の『外国』と関連したんやね。

仕事ついでに言えば。
木星は月と同居。
月は11室の支配星。

11室は収入のハウス。
木星は12室にいるけど、収入とも絡んでいる。

ふむふむ。
なるほどね。

仕事のD10でも12室と

仕事を表す分割図。
これは10分割図(=D10)になる。

ここでの木星の配置はこんな感じ。

なるほど。

木星は7室に在住している。
ここから1室にアスペクト。

木星はD10のアセンダントに影響。
ってことで、仕事で特徴が出る時期。

その木星は水星と相互アスペクト。

水星は12室の支配星。
水星は9室の支配星でもある。

12室は先ほどと同じ。
『外国』を示しているようです。

9室にも『外国』という意味もあります。
他には『発展・幸運』という意味もあります。

仕事的には栄転でした。
ですから外国と幸運と読めます。

追加で言えば。

水星は9室の支配星。
1室に在住しています。
これはダーナ・ヨーガと読めます。

つまり水星はお金とも縁が出来る配置。
木星はこの水星と相互アスペクト。
金銭もアップにつながりやすい配置。

なるほど、なるほど。
仕事を表すD10でも12室と関連。
でも、収入とも結びついています。

こんな感じの場合。

12室は損失としてでるのではなく
外国として出てくる事もあるみたいです。

これはちょいと余談ですが。

Tさんの出向いた国。
ヨーロッパのとある国でして。

「ビールが安くてありがたい!」

とおっしゃっております。

ビールを飲んでいるようでして。
そこでの出費がどれほどなのかは、、、

いささか謎である。