金星減衰のホロスコープ
金星は乙女座にいるときに減衰します。
減衰は惑星の力が最も弱くなる、と言われています。
「じゃあ金星が減衰していると、恋愛運や結婚運はやっぱり悪いの?」
うん、なるほど。
確かにそう思うよね。
実際に金星が減衰しているTさんを見てみましょう。
Tさんの恋愛と結婚
こちらがTさんのホロスコープ。
金星は見ての通りに減衰しています。
しかも土星からのアスペクトもあり傷もついています。
どうでしょうか。
恋愛や結婚は悪いと思います?
確かにTさんの恋愛は実に地味でした。
でもとても真面目なお付き合いでした。
お付き合いしている期間は長かったです。
でも自分のやりたい仕事があり、相手との仕事との兼ね合いがうまくいかずに、その人とはお別れする事になりました。
Tさんはひとしきり仕事に打ち込んだ後に、別の人と結婚することが出来ました。
しかも相手の方はものすごくよくできた方で、周りの人から「あなたにはもったいなすぎる」とすら言われるような人と結婚しました。
減衰もしています。
金星に傷もあります。
でも。
きちんと恋愛もしていました。
結婚もしています。
こんな感じで。
金星の減衰だけで。
恋愛運が悪いとは言えません。
金星の減衰だけで。
結婚運が悪いとも言えません。
減衰はどこで出たのか
ではこのTさんの金星減衰は、どこで出たのでしょうか?
本人はすごく一生懸命に恋愛してました。
相手にも尽くしてもいました。
だけど実は、Tさんすっごい恋愛下手なんです。
甘えるのがとっても下手なんです。
それから。
相手の気持ちをくみ取るのも下手なんです。
だから相手と時々ぶつかって指摘されていました。
でもどうしてぶつかっているのか、本人は分からないようでした。
金星は5室に在住。
5室は『思考・恋愛』のハウス。
恋愛の相手に対して、思考がうまく働きにくいようです。
金星は6室の支配星。
6室は『尽くす・障害』などを示します。
恋愛の対象に尽くしますが。
どうやら、なにかと障害も出てしまう。
こんな感じで、金星の減衰は出ていました。
配置次第で発展もアリ
さて結婚した今はどうなのでしょうか?
結婚している現在も、相手の気持ちが読めないところはあります。けれどパートナーがしっかりと受け止めてくれて、指摘されて諭されながらも仲良くやっているようです。
そのおかげでじわじわですが、相手を理解することも出来るようになっています。
このジワジワの発展。
これは金星への土星の影響です。
土星は『ゆっくり・ジワジワ』を表します。
土星は9室の支配星。
9室は『発展・幸運・幸せ』を示します。
この配置のおかげで、ジワジワとゆっくりながらも発展して、幸せになっていっています。
土星のいい部分が発現してますね。
金星への土星の影響
金星への土星の影響についてはコチラをどうぞ。