水星と月が示す演奏スタイル
コチラが辻井伸行さんのムーンチャート。
10室の支配星の水星。
そしてこの水星とコンジャンクトしている月。
この2つの惑星の関連から。
辻井さんの仕事であるピアノ演奏、その曲目や演奏スタイルの特徴をよく示しています。
この辺りを見てみましょう。
バドラ・ヨーガと演奏技術
水星は1室でバドラ・ヨーガを形成しています。
バドラ・ヨーガによって、手先の器用さ・神経の細やかさ・知性の高さ・素早い反射能力、等の意味がでます。
『バドラ・ヨーガと辻井さんの特徴』は、こちらを参照してください。
この水星は10室支配星。
つまり仕事の特徴にもなります。
クラシック音楽のジャンルでは、このバドラ・ヨーガがとても有効に働きます。
というのは。
まずは楽譜を忠実にコピーする能力が大前提にあるからです。
水星はコピー能力でもあります。
バドラ・ヨーガはそれが最高峰の状態になる、と言えます。
辻井さんは小さい頃から、耳で聞いたものをすぐにコピーして演奏していたそうです。
なるほど、です。
ロマン派・印象派と月の関係
しかし。
辻井さんが好んで演奏する曲。
それは、ショパンやドビュッシーといった、ロマン派や印象派の作曲家の作品・曲目です。
簡単に言えば。
情緒性や繊細さが必要な曲がお好きなようです。
となれば。
手先の器用さとコピー能力だけではちょっと足りません。
ここで重要な役割を果たしている惑星。
それが『情緒性・繊細さ・感受性』を示す月なのです。
10室の支配星の水星。
これと月はコンビネーションを組んでいます。
このコンビネーションによって。
『手先の器用さ・素早い反射能力』を活かしながら、『情緒性・繊細さ』もその中に盛り込んでゆく、という演奏スタイルの特徴が読み取れます。
なるほどショパンやドビュッシーが好きなわけだ、と納得しきり。
ムーンチャートで読めた理由
こうして見てみると。
辻井さんの場合。
月は収入と仕事としてのカギとなる惑星。
それだけではなく。
ピアニストとしての特徴も、この月がカギとなっています。
なるほど。
辻井さんは、ムーンチャートで特徴がよく出ているのは、『月』がとてもカギとなる惑星だったからなのですね。
というのも。
仕事に関しては、一般的には太陽ラグナで特徴がよく出るからです。
有名人は特にその傾向があるかな。
ムーンチャートとその読み方について
辻井伸行さんの仕事に関する特徴。
『音楽の仕事と収入』に関しては、こちらの記事をどうぞ。
『ムーンチャート』そのものに関しては、こちらの記事をどうぞ。