1.太陽

太陽減衰キャンセルは11パターン・4(例題)

K1の覇者/ピーター・アーツ

ピーター・アーツは格闘家です。
K1の猛者としれ知られています。

ウィキペディアでは、以下のように言われています。

K-1グランプリ ’94、’95、’98の王者。K-1史上初のグランプリ2連覇および3度目の優勝を成し遂げた。17度の決勝トーナメント最多出場、16年連続の決勝トーナメント最多連続出場、6度のトーナメント決勝戦最多出場などの記録を持つ。K-1の第1回大会から参戦し、アンディ・フグとアーネスト・ホースト、マイク・ベルナルドとは「K-1四天王」として並び称された。

(引用:ウィキペディア)

しかし。
なんとなんと。
太陽は天秤座で減衰してます。

ピーター・アーツ ホロスコープ

仕事を表す太陽が減衰。
王者・威厳を表す太陽が減衰。

”それって、致命傷なのでは?”

まずは、そう思っちゃいますよね。

よく見ると。
やっぱり、減衰はキャンセルされてます。

ピーター・アーツの太陽は、減衰した土星からのアスペクトを受けて、減衰がキャンセルされています。

「でも、減衰キャンセルくらいで、覇者にまでなれるものなの?」

うん、うん。
そりゃ確かにそうだね。

覇者になれたワケ

1.パラシャラの例外則

月をアセンダントにして、ホロスコープを読んでみると、面白い特徴があることが分かります。

太陽・土星という2つの減衰惑星。
ここに『パラシャラの例外則』が、双方に作動してます。

1)3室・6室・8室の支配星が
  減衰している場合は
  (逆転して)成功へ導かれる

2)3室・6室・8室に
  減衰する惑星が在住する場合は
  (逆転して)成功へ導かれる

太陽は3室で減衰しています。
土星は6室の支配星で減衰しています。

この『パラシャラの例外則』によって、減衰の弱さが逆転して成功に導いてくれます。

2.ラージャ・ヨーガ

この『例外則』に加えて。
もう一つの特徴があります。

月アセンダントから見ると。

太陽は1室の支配星。
土星は7室の支配星。

つまりこの太陽と土星。
成功を示す『ラージャ・ヨーガ』も形成しています。

これがスポーツの3室と、幸運の9室との軸で出来ています。

こうした条件も重なって。
K1の覇者にまで上り詰められた、ってワケなんやね。

なんか、すごいね~。

マイケル・ジョーダンも

ちなみに、このパターン。
すごく似た形で持っている人がいます。

それがマイケル・ジョーダンです。

彼は火星と月が減衰。
スポーツ選手には致命的か、とも思われる配置。

でも火星と月は減衰キャンセルされています。

やっぱり、そこに加えて。
例外則とラージャヨーガが、同時に出来ています。

で、彼は、バスケットの神様って呼ばれるほどに、上り詰めたんだよね。

いやぁ。
減衰にはこうした逆転性がある。

しかも、場合によっては逆転性がめっちゃ劇的、だったりもするんだよね。

減衰は何かと興味深いわぁ。

マイケル・ジョーダンについては、コチラの記事を参考にどうぞ。

減衰キャンセルの持つすごい飛躍力2どうやって減衰がキャンセル? マイケル・ジョーダンのホロスコープでは、ニーチャバンガ(減衰キャンセル)がいくつもあります。 今回...