出生時の惑星配置から
運勢や運気(運期)を見る時。
まずは第1番目に見るものとして。
もともと自分が持っているもの。
ホロスコープが示しているもの。
これをまず見ていきます。
つまり第1ステップでは。
出生図・分割図を見ます。
基本は出生図です。
ここでの惑星の配置を見ます。
次はD9(ナヴァムシャ)。
ナヴァムシャはとても重要。
この分割図での惑星の配置も見ます。
気になるテーマがあるなら。
他の分割図での惑星の配置も見ます。
たとえば仕事が見たいなら。
D10を見てみます。
こうした基本の惑星の配置から。
運勢の全体像をつかみます。
ダシャから運気を
その次の第2ステップ。
ダシャから運気を見ます。
ダシャの基本と言えば。
これはヴィムショッタリ・ダシャ。
9個の惑星が使われます。
こんな感じで出てきます。
違う運気も検討したいなら。
ヨーギニー・ダシャもポピュラー。
8個の惑星が使われます。
ケートゥがありません。
こんな感じ。
ジャイミニ方式からのダシャ。
これはチャラ・ダシャがポピュラー。
チャラ・ダシャは12星座のシステム。
だからこんな感じで出てくる。
こうしたものから。
今までの運気の流れ。
今の運気の示しているもの。
これからの運気とその流れ。
これらを見ることで。
過去・現在・未来の全体をつかみます。
トランジット惑星の影響
こうして把握した運勢や運気。
これらは生まれた時に持ってきたもの。
だから。
出生図・様々な分割図も。
様々なダシャの運気たちも。
基本的に固定して変化しません。
さて。
ここにもうひとつ。
3つ目の重要な視点があります。
それは実際に運行している惑星たちからの影響。
ちょっと複雑になるけど。
それらも見ていきます。
この実際に運行している惑星。
これを『トランジット惑星』と呼びます。
トランジット惑星。
これは時々刻々と変化していきます。
それが大きな違い。
そう。
第3番目のステップでは。
トランジット惑星を見ます。
土星は今どの星座にいるのか。
木星は今どの星座にいるのか。
火星は今どの星座にいるのか。
こうしたトランジット惑星。
これが出生図のどこに影響するのか。
今の運気にどう影響するのか。
そうしたものを見て。
「今現在」を読んでいきます。
あるいは。
それらのトランジット惑星。
これが1年後はどうなっているか。
これが2年後にどうなっているか。
これらも加えて。
今後の運気にどう影響するのか。
そうしたものも見てゆきます。
トランジットを見る時には
トランジットの影響を見る時。
使うと便利なものがあります。
それが『アシュタカヴァルガ』です。
アシュタカヴァルガはこんな感じ。
見ての通りで点数で表示されます。
平均点は28点。
(端数は除きます)
それより点数が高ければ。
トランジット惑星からの援助が強い。
逆にそれより点数が低ければ。
トランジット惑星からの援助が弱い。
そんな感じで。
アシュタカヴァルガは使います。
数字なので分かりやすいと思う。
合わせたり分離したりで
さて。
ざっくりだけど。
以上の3ステップの見方で。
運勢・運気は立体的になってきます。
あるいは。
こんがらがって来た時には。
視点のステップごとに切り替えて見る。
そうして切り分けて考えることで。
不思議と違う感じでまとまったりします。
情報がいっぱいだとさ。
なんとなく気が焦っちゃってね。
ワケ分かんなくなりがちだから。
そんな時には切り分けると。
まず気持ちが落ち着いてくるから。
切り分けるといいんだよね。
そうして切り分けて考えることで。
不思議と違う感じでまとまったりするから。
そう。
こんな3ステップに分けて。
まとめて読んでみたり。
またステップごと切り分けて。
もとに戻って再確認したり。
そんな風にして行ったり来たりすると。
だんだん形がまとまってきて。
運勢や運気が見えやすくなったりする。
面白いもんだね。